- 秋葉原先端技術テーマパーク構想 ▶
- 実施主体
事業主体
「秋葉原先端技術テーマパーク構想」は、特定非営利活動法人産学連携推進機構(以下、NPO法人産学連携推進機構)により推進されています。NPO法人産学連携推進機構は、技術の活用、教育、ベンチャー支援、またそれらに関わる各種セミナー等の普及・啓発事業を通して産学連携の推進をはかり、新技術を基盤とした産業創出に寄与することを目的としています。
ご挨拶 |
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特定非営利活動法人産学連携推進機構 http://www.nposangaku.org/ 理事長 妹尾 堅一郎(せのお けんいちろう) (東京大学国際・産学共同研究センター 客員教授) |
昔、「高野山の午睡」という言葉があった。高野山には多様な人が常に訪れるので、お坊さんは昼寝をしながらでも世間の動向を把握できたという。
秋葉原は現代における「テクノロジーの高野山」である。交通の利便性が高く、電気街としての歴史をもち、多くのIT系企業や先端部材が集積し、テクノイメージの蓄積性が圧倒的で、目の肥えた質の高い消費者が集まる街……アキバ。
この街をぐるりと歩けば、量販店から専門店に至るまで、世界の先端技術を実装した製品や多様な情報に触れることができる。つまり、アキバは「テクノロジーの高野山」であり、理工系の「心の故郷」であり、要するに「ホームタウン」なのだ(文化系の故郷は神田神保町、芸術系の故郷は上野公園である)。
最近では、つくばエクスプレスが開通し、次々に新しいビル群が生まれ、内外の注目を集めている。この、秋葉原の特性・潜在力を活かさぬ手はない。
われわれNPO法人産学連携推進機構は、ここ数年来、「秋葉原=先端技術テーマパーク構想」を練り上げ、地元商店街や自治体、多くの企業や研究開発者・技術者、大学・研究機関とご一緒に、「ビル栄え、街一層栄える」ように努力を重ねてきた。
今回、経済産業省のご支援を受け、関係者の方々のご協力の下、秋葉原で「先端技術」を資源とした新しい集客サービス事業を実施できることになった。先端技術商品を求める従来の観光顧客層の拡大に加え、世界中の研究者・技術者や産業関係者を集める「世界的産業観光地」づくりを加速させるのである。
皆様にぜひ「アキバの午睡」を楽しんでいただくと共に、ご支援・ご協力をお願いする次第である。